新しいセットが発売されるたびに「次のタルモゴイフはどれだ?」だなんて話が盛り上がりますよね。カードの強さを正しく見抜く力を仲間に自慢したい、高騰する前におさえて一儲けしたい、そんな欲望のことです。


でもそんなとき、いつも思い出して肝に銘じるエピソードがあります。「マナバーン 2008」に収録された清水直樹さんと高橋純也さんの対談です。


清水「ってかあんた《タルモゴイフ》のやばさに気づいてた? ぶっちゃけボクはナメてました」

高橋「俺は気づいてたよ。当時50円とか100円で買い占めて、500円で全部売った。マジ1ヶ月後の高騰ぶりに泣きそうになった(苦笑)」


2014-09-25-00-28-52
「マナバーン 2008」より

この笑い話が成立している時点でのタルモゴイフの価格はおよそ5,000円くらい。するとおそらく、買取価格は高くて3,000円だったでしょう。「もっと儲けられたのに」と高橋氏が悔しがった金額の差は2,500円。そう、いまから考えれば、わずかそれくらいの金額の話なんです。そのことで泣きそうになっている瞬間が真空パックで記録されているのがこの記事のいいところで、買取価格が2万円を超えている現在からすると「泣きそう」どころではない悲劇になっていて、それが二段底のおもしろポイントになっているわけです。



この記事が教えてくれるのは、カードの強さを正しく見抜く力を持っていたら持っていたで苦しいこともあるのだということ。もっといいタイミングで売ればよかったなという煩悩を捨てない限り、そのことに苛まれてずっと悔しい思いをし続けるわけです。

では、100円で買い占めた人が最良の売り抜けタイミングをねらっていまだに数百枚も保有し続けているとしたらどうでしょう? 含み益はすごいかもしれませんが、やはり遊んでなんぼのマジックだから死蔵している限りそのカードに価値はないわけです。想像するとなんだか空しい行為に思えますよね。

つまり、煩悩から逃れられない我ら凡人が次のタルモゴイフを真っ先に見つけられたとして、そのチャンスを最大限に生かすのはほとんど不可能だということ。苦しいか、空しいかのどっちか。だから「次のタルモゴイフはどれだ?」という問いは考えても意味がないことなんです。値段の上下なんか気にせず、使いたいときに、使いたい分だけ買えばいい。カードの相場を読んで一喜一憂しているばずまじ!管理人のような人になってはいけません。










タルモのFoilほぢぃぃぃぃ!