Tarmogoyf

あらゆるドラマに香川照之が出演しているように、いまやあらゆるデッキにタルモゴイフが使われるようになった……と思われています。今期はタルモツイン、タルモ親和が話題になりましたね。





でもそれは錯覚です

その根拠をグランプリ神戸2014の結果に求めてみましょう。
http://coverage.mtg-jp.com/gpkob14/

トップ8における使用枚数は8枚。以前、「精神を刻む者、ジェイス」がトップ8で32枚も(!)使われて話題になりましたが、それには全く及びません。トップ32まで広げても20枚。32人のうち5人しかタルモゴイフを採用していません


使用枚数には問題がないことがわかりました。では、タルモゴイフの存在が環境を破壊していると考えられるでしょうか? タルモゴイフがいるせいで日の目を見れないデッキがあり、それによって環境がストレスを受けているのかどうか?




その通り。

実は、タルモゴイフの存在は、「緑を使う」という選択肢を常に我々に与えてくれています。もっといえば、「クリーチャーで対戦相手をやっつける」というアグロ戦略を常に選択可能にしてくれているキーカードがタルモゴイフなんです。
思い出してください。タルモゴイフが登場する以前のエターナル環境を。緑を除いた4色で遊ぶ偏った環境だったとは思いませんか? むしろタルモゴイフのおかげで、多様な環境が保たれているといっていい状況だと思います。

しかし気になるのはそのお値段。
高すぎてつらい……その気持ちはよくわかります。


http://wonder.wisdom-guild.net/graph/Tarmogoyf/

しかしうろたえる必要はありません。彼はいつかまた再録されるでしょう。
強力な呪文が次々と発表されているマジックというゲームにおいて、彼はビートダウン戦略の希望です。世界が強力な呪文に傾きかけたとき、彼はきっと還ってきます。中古市場の値段の均衡のためでもなく、Foilコレクターの新たな餌としてでもなく、クリーチャーで対戦相手をなぐりたおすシンプルなマジックの救世主として。
その名はタルモゴイフ。未来からやってくるデカいやつ。